異人館現場見学会開催

先週、11月14日(土)の午後、復元修理中である佐賀県重要文化財「有田異人館」の現場見学会を開催しました。昨年度から始まった事業で、現在、明治9年の建設当時の姿にもどすための調査半ばではありますが、どのような形で復元していくのか、その過程を見学していただきました。

一般的な建設途次の建物と同じで、多人数の方に中に入っていただくことは安全性からいっても無理がありましたので、事前に申込をいただいた約40名の方たちに建物の2階で説明を聴いていただきました。まず当課の担当者である(池)から工事の経緯と事業内容の説明を行い、(尾)は異人館や田代家の歴史などを簡単にご紹介しました。

その後、設計担当の松尾設計士より壁に掲示した図面や古写真、屋根裏に張り付けてあった棟札などを紹介しながら説明していただきました。

異人館見学風景

外は生憎の雨模様でしたが、七星列車で旅を続けている香港からのお客様や、紅葉や町中で繰り広げられているイベントを目的としたお客さまもそぞろ歩きされていて、久し振りに賑やかさを増した有田内山地区でした。

この日の午前中は上有田駅で「皿山節」の歌碑除幕式も開催されました。この「皿山節」は以前も紹介しましたが、作詞は野口雨情です。『有田町役場日誌』によれば、「予て交渉中」とありますから、有田町が著名な作詞家・野口雨情に作詞を依頼したのだと思われます。雨情は昭和9年(1934)12月4日の午後1時に上有田駅に降り立ったものと思われます。役場職員や議員などが出迎え、泉山石場や名所を案内した後、松煙亭(大樽にあった料亭)で晩餐を供し、その日は丸屋旅館(上有田駅前)に投宿しています。この時、雨情は「皿山節」の歌詞を揮毫した掛け軸や扇面を有田町の関係者に贈っていて、今も町内の関係者がそれらを保存されています。 (尾)

 

問い合わせ

文化財課 歴史民俗資料館
〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号
電話:0955-43-2678 ファックス:0955-43-4185

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