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第114回 美術工芸品・オブジェ部門 受賞作品

最終更新日:

文部科学大臣賞

無限 【松永 好昭】福岡県

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毎日見慣れた山や川、雲の動き、風にゆられている樹木等、自然の中で感じる景色を表現してみました。

2位・佐賀県知事賞

森の聲 【井上 康】福岡県

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木々の間から差し込む光、風の音が聞こえてくるような空間を感じ製作しました。

3位・有田町長賞

跳動 【中村 慎】佐賀県

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ロクロに向かい、作陶する時の込み上げてくる意欲、自分の感情を形に表現。素材の持つ特性を生かし、自然な肌合いのマット調に仕上げました。

佐賀県陶芸協会賞

白磁鉢 【中村 清吾】佐賀県

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陶土をロクロで成形すると、必ず成ってしまう現象、下部が厚く上部が薄くなることを特徴とし、遠心力の丸みを包みこむ形を追求しました。

朝日新聞社賞

バベルの塔 【嶋田 敏生】佐賀県

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旅した折、傲慢さに触れ旧約の塔の事が浮かびロクロの接ぎ技術を使い塔のイメージを作品化しました。

熊本放送賞

塩釉 広口 壺 【丸田 巧】福岡県

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乾燥した後素地の上部に縦線のシャープな溝を入れてみました。焼成は、塩釉で数種類の呉須を塗って青色に変化をつけています。

佐賀県商工会議所連合会賞

清明 【浦郷 壮】佐賀県

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磁器の白土の中で自然の中にある「流れ」を表現できたらと思い制作しました。

佐賀新聞社賞

優・揺・悠 【平山 清美】長崎県

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ゆったりとしたフォルムの中にあたたかみと動きを表現。

サガテレビ賞

Rin_White 【畑石 修嗣】佐賀県

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ミニマル試行による素材本来の美しさによるフォルムの表現や視点の流れを操作し存在感を不安定にさせることにより新たな存在感を生み出したい。

陶業時報社賞

環 ~めぐる~【伴 裕子】山口県

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大中小の三点の球体で構成されています。三つの球はお互いに距離を保ち、空間を現します。そして、球の内部から湧く力の流れが、空間を「環り」ます。

西日本新聞社賞

口紅鉢 【六平】佐賀県

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日刊工業新聞社賞

黄青釉刻文 花器 【井上 康徳】佐賀県

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ロクロ成形、仕上げ後両サイドを少し切り落とし、楕円形に見える様にした。模様を直線と形に合わせた線に青釉のグラデーションを施した作品

日本経済新聞社賞

彩壷 【山口 淀】長崎県

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読売新聞社賞

天目面取掛分鉢 【澤山 大亮】佐賀県


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作品のフォルムと掛分の調和を心掛けました。

陶都有田国際交流協会賞

Life 【Maki Schmok】カナダ

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生命の持つエネルギーを表現しました。それは時には清らかで時には醜悪で、見る人によって美しく見えたり恐ろしく見えたり。

乱雑な世の中、命の意味を考え、生命のパワーを感じる作品を制作しました。

第114回 美術工芸品・オブジェ部門 入選・入賞者一覧

 第114回 美術工芸品・オブジェ部門 入賞・入選者一覧(PDF:320.6キロバイト) 別ウィンドウで開きます

第114回 有田国際陶磁展 美術工芸品・オブジェ部門 審査評

H29.4.18

審査評

審査長 外舘 和子

 前回から「有田国際陶磁展」と改称し、国際的な視野のもとに開催された第114 回を迎えたこの展覧会は、昨今の公募展には珍しく、特に「美術工芸品・オブジェ部門」には応募数の減少がみられず、昨年同様の点数が国内外から集まった。

 全体に、充分なサイズ感のある大作が多く、出品者の意欲が感じられる内容である。有田や萩など日本を代表するやきものの産地の特徴を示す作品もしばしば見られたが、技術的に一定の水準以上に達しているというだけでなく、その技法的特徴を作者自身の明確な主張や意図に沿って表現し得ている作品が厳選される結果となった。

 文部科学大臣賞を受賞した松永好昭さんの《無限》は、量感のある器形の内外に、勢いよく流れるような線模様が器の空間を躍動的に見せて爽快な作品である。器と模様の相乗効果という原理を研究した跡が窺われる。過去にも別な賞を受賞したようだが、明らかに進化しており、堂々たる最高賞となった。

 佐賀県知事賞を受賞した井上康さんの《森の聲》は、堅牢に土を積み上げ、樹木や森のイメージを抽象化して表現している。幾つか開けられた造形上の“ 穴” が、作品内部の空ろを明らかにし、内部から木々の“ 声” が響いてきそうな雰囲気を漂わせている。

 有田町長賞を受賞した中村慎さんの《跳動》は、揺らぎのある形態に面の抑揚を利かせ、底の形状についても、ボディの形に即したさりげない工夫がみられる。

 佐賀県陶芸協会賞を受賞した中村清吾さんの《白磁鉢》は、両サイドから入り込んで重なる面が空間を包み込むように立ち上がる個性的な形態の鉢である。作者は、器という抽象形態が、器の内外に空間を築き上げる性質の立体であることを充分に心得て制作している。

 朝日新聞社賞受賞《バベルの塔》の伸びやかさや、熊本放送賞受賞《塩釉 広口 壺》の形態と塩釉の使い方の巧みさなども目を引いた。

 新鮮な表現であるか、伝えたいことを整理して表現しているか、その表現に必要な技術がしっかりと駆使されているか。作り手は、自作を冷静に客観視する眼を持ったうえで、自身を解放し、伸びやかで挑戦的でもあるべきだ。そこに陶芸の新しい世界が切り拓かれるのである。

第114回有田国際陶磁展 審査員

(50音順・敬称略)

氏名
所属
備考
推薦者
寺池 静人日本新工芸家連盟会長日展会員前田 泰昭
外舘 和子多摩美術兼任講師工芸評論家中島 宏
中田 一於日本工芸会理事伝統工芸中島 宏

 

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