有田の窯跡19 -長吉谷窯跡-

第19回は、「長吉谷(ちょうきちだに)窯跡」です。

所在地は有田町岩谷川内三丁目です。史跡には指定されていません。調査では良質な製品が多く確認され大型の製品が目立ちました。窯本体は確認できませんでしたが、調査により1基以上の窯体の存在が推測されます。

20171207-2
長吉谷窯跡付近

発掘調査は1978(昭和53)年に有田町教育委員会が主体となり行っています。その後、1981(昭和56)年に有田町教育委員会から『長吉谷窯跡』、1984(昭和59)年に九州陶磁文化館から『窯ノ辻・ダンバギリ・長吉谷』が刊行されています。なお、有田町教育委員会が刊行している報告書については、現在在庫がありませんのでご了承ください。

出土遺物は、陶器や磁器、窯道具が出土しており、陶器は陶胎染付の碗、磁器は染付・白磁・青磁・鉄釉・瑠璃釉の多様な製品が出土しています。窯道具もハマ・トチン・ボシ・チャツが確認されています。これら出土遺物から、推定した年代として1650年代~1660年代であることがわかっています。

長吉谷窯跡付近は現在、有田中学校の入り口付近の道路、グランド、山林となっています。場所を示す標柱は建っていませんが、説明板が写真右下のグランド近くに建っています。

(伊)H29.12.7

問い合わせ

文化財課 歴史民俗資料館
〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号
電話:0955-43-2678 ファックス:0955-43-4185

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