有田陶器市と韓国サムルノリの音

 今年の有田陶器市に、韓国農楽隊(公州伝統演戯団:金東熙団長ほか11名)が再来有して公演いたします。韓国忠清南道公州市は初代李参平公の故郷と言われ、平成2年には有田町と有田焼業界などが、陶工李参平公記念碑を建立した所です。

 農楽隊の来有は5回目です。今回の訪問目的は、①有田陶器市・陶祖祭での公演、②朝鮮陶工の慰霊、③交流議定書の調整 で、4月28日から5月5日まで滞在します。訪問費用の財源は、参加者の自己負担のほか、韓国政府・公州市からの補助金を得ています。③の議定書はその補助金の課題があるようです。

 韓国農楽は15世紀頃から朝鮮半島全土に広がった伝統芸能です。先祖の慰霊行事や祭琴イベントには欠かせない音曲戯で、今年の平昌五輪の開会式、閉会式でも披露されました。この鐘や太鼓が始まると、朝鮮民族の血が騒ぎ始めるのでしょう。

 今回、公州芸能演戯団は、日本最大の有田陶器市に、平昌五輪の余韻を伝えたい、との思いで訪日を考えたようですが、陶器市側から、「音がうるさく客も店も迷惑」という懸念の声がありました。このため、私たちは来日間際の農楽隊に、次のことを伝えました。

 韓国の伝統農楽でも「日本人と韓国人では温度差が大きいのだ」と伝え、開幕パレードに参加するためには音を半減して行進演奏するか、音を立てないで行進するか、選択してほしい、と。相互の立場を理解し合うことも、国際交流の継続には大切な課題であることを、彼らも私たちも、身に染みて知る機会となりました。

今回の公演日程は、

4月29日 慰霊演奏(先人陶工碑と石場高麗神)

              陶器市公演(陶器市開幕パレード、東出張所前イベント広場)

4月30日 陶器市公演(有田ポーセリンパーク)

5月 1日 慰霊演奏(黒牟田頓六碑、朝鮮陶工墓地)

     陶器市公演(黒牟田・応法地区の陶器市広場)

5月 2日 将来の交流に向けた議定書協議

5月 3日 陶器市公演(有田ポーセリンパーク)

5月 4日 陶器市公演(陶祖祭会場、札の辻交差点)

     慰霊演奏(初代李参平公墓地と観音山祭礼廟)

 今回の滞在場所も、有田サムルノリ会(仮称)発起人代表宅をお借りし、公州伝統演戯団員が自炊する方向です。この滞在に、有田車いす同好会からの協力の申し出があっています。同時に今回は、黒牟田・応法区民の協力もあり、有田焼400年記念の高麗踊り(韓国サムルノリ)の交流の輪が、陶都有田へ広がろうとしています。

                                       Production黒髪酒呑童

▼有田焼400年記念年の有田陶器市で初めて「高麗踊り」を披露

高麗踊り

                                                                                                                                   

問い合わせ

商工観光課 陶都有田国際交流協会
〒849-4192 佐賀県西松浦郡有田町立部乙2202番地
電話:0955-46-2500 ファックス:0955-46-2100

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