乳幼児突然死症候群(SIDS)とは
すくすく育っていた赤ちゃんが、ある日突然、眠っている間に亡くなってしまう「乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気があります。
日本のSIDS発生数は減少傾向にあるものの、令和4年は47人の赤ちゃんが亡くなっており、1歳未満の赤ちゃんの死亡原因第4位になっています。
発症するのは1歳未満に多いのですが、まれに1歳以上の幼児でも発症しています。また、多くが12月以降の寒い時期に起こっています。
SIDSの発症リスクを低くする3つのポイント
(1)1歳になるまでは、あおむけに寝かせる
SIDSは、うつ伏せ、あおむけのどちらでも発症しますが、うつ伏せに寝かせたほうが発症率が高いことが分かっています。
(2)なるべく母乳で育てる
母乳で育てられている赤ちゃんのほうが、SIDS発症率が低いことが報告されています。
(3)タバコはやめる
タバコはSIDSの大きな危険因子です。妊婦自身の喫煙はもちろん、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。