日時/2018年6月1日(金)9時~14時
場所/天狗谷窯跡、李参平公墓地、泉山磁石場、有田町役場(表敬訪問)、九州陶磁文化館、
有田ポーセリンパーク
韓国忠清南道公州市は、初代李参平公の生誕ゆかりの地ですが、同市々民の最大の誇りは百済王国の首都であったこと、のようです。
百済国は紀元前18年から紀元660年まで約700年の国家で、その間、熊津(現公州市)に首都を置いたのは475~538年で、4人の国王が公山城を王城とします。城の近くに4人の国王の墓陵があり、百済25代国王:武寧王の墓地も、1,200ウォン(日本円約123円)で一般公開されています。
武寧王の生誕地は唐津市加唐島で、島北部の洞窟で生まれたと伝わります。新羅国との内戦で、日本へ逃れる途中に母親が産気づき、加唐島に立ち寄ったのだろう、と私は考えています。
このことが縁で、公州市武寧王協議会と唐津市は、2000年頃から交流を続けられています。ネットワーク協議会員は毎年6月に、唐津市で行われる交流会に参加され、10年ほど前から有田も立ち寄られるようになりました。私がその案内を務めて6年になります。
今回、初めて、有田町役場を表敬訪問されました。町長が協議会一行を出迎え、町民カフェでもてなしていただきました。一行は、想定外の歓迎に少し興奮気味。その心の温もりを、移動バスの中で私に伝えてきました。
私も韓国を旅行する中で、日本語と日本語のメッセージ、そして日本国旗に出会うと嬉しくなるもので、旅の疲れも和らぎます。韓国語を話すことができれば、より親密な情報交換と交流ができるものですが、韓国語は私には難しく、片言の英語で少しでも会話するように務めています。
公州市と隣の扶余町では毎年、同市の年中行事として百済文化祭が開催されます。唐津市も参加されていることは言うまでもありません。64回目となる今年は9月14日から22日まで。この文化祭の日本語版パンフレットを50部ほど預かりましたので、これから全国の知人へ届けます。
今年、国際交流協会に加盟した「有公会」では、そこでのプンムルノリと皿踊りの交流を計画しています。 黒髪酒呑童