2009年2月9日、有田町とマイセン市は姉妹都市提携30周年をむかえ、さまざまな記念事業がおこなわれた。

マイセン市での記念事業

　姉妹都市提携30周年を記念して、岩永正太町長を団長とする総勢50名の訪問団がマイセン市を訪れた。9月18日から20日までおこなわれた同市最大のイベント「マイセンワイン祭り」に合わせて訪問。期間中は市内の一角に「有田店」を設置し、書道やちぎり絵、ろくろや絵付け実演、三味線や和太鼓の演奏をおこない、日本や有田の文化を紹介し市民との交流を深めた。

　またワイン祭りのメインイベントであるパレードには、揃いの法被・浴衣姿をした皿踊り隊を編成し参加した。当日は好天に恵まれ、沿道に集まった5万5千人の観衆から喝采を受けながら、約2キロメートルの市街地を有田皿山節で練り歩いた。

マイセンアートミュージアム 有田焼展覧会

　姉妹都市提携30周年を記念して、マイセン磁器製作所美術館で有田焼の展覧会が開催した。9月17日のオープニングセレモニーを皮切りに約2か月間開催され、有田陶芸協会会員45名の作品が展示されました。美術工芸品だけでなく、コーヒーカップや皿などの日常食器も展示し、有田焼の新たな一面を紹介した。

有田町での記念事業

　11月18日から23日まで、マイセン郡長を団長としたマイセンしみん訪問団23名が「秋の有田陶磁器まつり」に合わせて有田町を訪問し、陶磁器祭りオープニングセレモニーや茶わん供養の神事などに参加した。また訪問に同行した「ミチャ・ウインクラーバンド」は街角ライブをおこない、陶磁器まつりに彩りを添えた。

　有田滞在期間中は訪問団全員がホームステイによる宿泊でホストファミリーと交流を深めた。

文化庁『地域文化芸術振興プラン』・佐賀県地域文化芸術振興プラン推進事業

有田マイセン姉妹都市30周年記念芸術文化交流
バレエ「白鳥の湖 ハイライト」&ピアノ独奏
平成21年11月21日 炎博記念堂文化ホール

　有田マイセン姉妹都市30周年を記念して、『バレエ「白鳥の湖 ハイライト」&ピアノ独奏』を開催。バレエは、新国立劇場のトップダンサー寺島まゆみ・ひろみさんの双子姉妹ら4人による「白鳥の湖」を上演した。ピアノ独奏は、武村八重子さんがショパン、ベートーヴェンのクラシックからアニメの曲と幅広く演奏した。

　公演は1回目を町内小中学生対象、2回目を一般者対象におこない、計600名の人達が世界でも活躍するトップレベルの公演に魅了した。

関連記念事業

　姉妹都市提携30周年を迎えるのを記念し、有田の柿右衛門窯と国立マイセン磁器製作所がそれぞれ初めて雛人形を製作した。世界の名窯である両者が、それぞれ初めてひな人形を製作。柿右衛門窯のひな人形は100%泉山陶石を使って製作された。