昨今の磁器は、カラフルな色調で彩られた、無地・無文のものが流行しています。しかしながら、そもそも有田で開発された磁器は、器に絵を描くことによって彩るスタイルが400年の間変わらない最も伝統的な方法でした。
近年、当館には明治から昭和期の図案(磁器の下絵)や、平成初期ごろまで使用されていた絵付け用のゴム印といった、有田磁器の絵付けにかかわる資料をご寄贈いただいています。今回の企画展では、それらのお披露目とともに、改めて有田磁器にとって絵(デザイン)とは何かということについて考えてみたいと思います。
会期 :令和5年2月23日(木)~令和5年4月2日(日)
開館時間 :9時 ~ 16時30分
入館料 :無料
会場 :有田町歴史民俗資料館東館(有田町泉山1‐4‐1)
連絡先 :0955-43-2678(有田町歴史民俗資料館 東館)
第1章 有田焼の描画装飾の変遷
第2章 有田の伝統的な絵付け方法
第3章 有田焼の図案
映像)平成初期の絵付けの映像
同時展示①:歴史の川ざらい~ベンジャラを探そう 成果展示
②:ひな人形