有田町教育委員会では、一昨年に引き続き平成27年1月20日より黒牟田地区の国指定史跡山辺田窯跡に関わる工房跡が所在する、山辺田遺跡の発掘調査を実施しております。この発掘調査は、有田焼創業400年事業(佐賀県プラン)により、「有田焼の歴史的・学術的価値の再検討」として、有田焼の初期色絵磁器の 創始と展開の検証を目的としています。
ここで発見される色絵磁器は、一般に古九谷様式と知られる日本で最初期のもので、今回の出土品は20点程度に過ぎませんが、これまで平成10年度の調査や一昨年の調査で出土総数はすでに数100点に及んでおり、焼成品個々の状況はかなり明らかになってきていま す。そのため、今回は主に工房群の範囲やその変遷の状況などの把握に調査の重点を置いた調査を実施しています。
急なことではありますが、下記の要領で現地説明会を行いますので、多くのみなさんの参加をお待ちしています。
※雨天中止