来年2016年、有田町は「日本磁器誕生・有田焼創業400年」を迎えます。今から50年前の1965年(昭和40年)、有田焼研究の中に於いて画期的なことがありました。
それは有田町白川にある、天狗谷窯跡の発掘調査でした。この調査はその翌年に有田焼創業350年を迎える中で、当初、陶祖李参平ゆかりの窯の解明を目指しましたが、調査自体は考古学的な手法に裏付けられた学術レベルの発掘調査へ移行していく、まさにその嚆矢となった重要な発掘となりました。
今回の展示では、天狗谷という窯の存在が銘記された資料や、昭和40年から六次にわたる調査の過程、調査時に起った「42水」と呼ばれる大水害や、1966年(昭和41年)に開催された有田焼創業350年の取り組みなども合わせて紹介しています。
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有田町歴史民俗資料館 ☎ 0955-43-2678