「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」アニメーション映像公開!

今年、有田焼は創業400年を迎えました。その400年を通して有田焼を製造していた方法など、詳細はあまりよくわかっていませんが、有田町の陶磁美術館では江戸時代後期に作られた佐賀県重要文化財指定の「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」を展示しております。その中には江戸時代の製造方法、その工程などが克明に描かれており、写真等映像による記録がない時代の製法や生産用具などの変化を今に伝える貴重な資料です。

この大皿の中には登場人物が37人いて(男性29人、女性5人、子ども3人、牛1匹、馬3匹、犬2匹、猫1匹)それぞれ、泉山の採掘風景から唐臼現場、すいひ、細工場や絵かき座など、赤絵(色絵)付け以外の有田焼製造を行っている姿が描かれていています。

そこで、この大皿をアニメーション化することで、有田焼をご存じない方、あるいは子ども達が見ても伝統的な有田焼の作り方やその歴史がわかりやすく紹介できるのではという目的で、昨年度の事業でアニメーション化を行いました。

さらに、現在、平成28年当時の有田焼の製造方法を、50年後、100年後の人々に伝えるために、町内の各窯元などのご協力をいただき、そこで働く職人さんの作業風景を撮影し、それをもとに、「平成の有田皿山職人尽し絵図大皿」と、江戸期の大皿の職人さんが随所に登場する実写映像を制作しました。

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平成の職人尽し絵図大皿2枚は、4月29日(金)の第113回有田陶器市開催日より、江戸期の職人尽し絵図大皿と共に有田陶磁美術館で展示を行います。その際に映像も美術館1階で流す予定です。

その準備のため、今しばらお待ちいただきますようお願いいたします。

 

問い合わせ

文化財課 歴史民俗資料館
〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号
電話:0955-43-2678 ファックス:0955-43-4185

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