「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界遺産へ登録勧告

先週、イコモス(国際記念物遺跡会議)が、上記の遺産を世界遺産への登録を政府に伝えたという報道がありました。3年前の推薦書では、禁教の歴史の特殊性に焦点を当てるべきという指摘を受け、推薦を取り下げての今回の再提出だったとのこと。関連遺産を有する地区の方々にとっては喜びも一入ではなかったかと拝察しています。

実は、関連遺産の一つに佐世保市の「黒島の集落」があり、そこにある黒島教会は有田とも深い縁があります。以前、館報No,60でも紹介しましたが、黒島教会の祭壇を埋め尽くすのは有田岩谷川内の窯元・松尾徳助が明治期に焼いた敷瓦(タイル)です。当館には松尾家から寄贈を受けたそのタイルや古文書資料などがあります。
4月下旬にはそれらの資料や松尾家の子孫のお一人でもある百田さんの取材に、NHK長崎放送局から撮影に見えました。5月中旬には長崎県内を中心に放映されるとのことです。(尾)H30.5.7

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