有田の窯跡51 - 獅子川窯跡・蔵本窯跡 -

第51回は、「 獅子川(ししがわ)窯跡・蔵本(くらもと)窯跡」です。

所在地は獅子川窯・蔵本窯ともに有田町広瀬です。いずれも史跡には指定されていません。今回紹介する窯跡は、これまで発掘調査歴がなく、確認ができている窯跡に近接して所在しているものや、昔から所在するといわれてきたものですが、真偽は不明です。

 

獅子川窯-1
獅子川窯跡付近

 

獅子川窯跡は、弁財天窯跡に隣接した東側に位置します。操業年代については弁財天窯跡と同時期の1610~1630年代と考えられ、元は弁財天窯跡の可能性もありますが、道路と宅地造成により窯は壊滅していると考えられます。

 

蔵本窯-2
蔵本窯跡遠景

 

蔵本窯跡は、広瀬の窯の中で最も西に位置します。佐賀県遺跡地図上に倉本窯跡と記載がありますが、窯は確認できていません。ちなみに字名が蔵元となっているので蔵本窯跡としています。

 

(伊)R2.1.23

問い合わせ

文化財課 歴史民俗資料館
〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号
電話:0955-43-2678 ファックス:0955-43-4185

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