○銃器等による犯罪の根絶に関する決議
平成19年12月21日
決議
平成19年11月8日、武雄市内の病院に入院中の市民が、何者かによって拳銃で射殺される事件がおきた。また、同年12月14日、長崎県佐世保市内のスポーツクラブで銃乱射事件がおきた。
病院やスポーツクラブという一般住民が集まる、身近で安心できる場所で、銃による卑劣きわまる凶悪な殺人事件が発生したことに、多くの人が強い衝撃を受け、銃器犯罪に対して恐怖と不安を感じている。
その後、武雄市の事件では暴力団組員が逮捕され、暴力団同士の抗争がこの事件の背景にあることが明らかになったが、何の罪も無い市民が人違いで射殺されるなどあってはならないことだ。
このような銃器による犯罪は、安全で安心して暮らせる、平和な住みよい環境を望んでいる住民の願いを破壊するもので、断じて許すことが出来ない。
よって、国並びに警察当局においては、今回のような銃器による凶悪犯罪の発生を重く受け止め、銃器の摘発と暴力団対策を強化することによって、二度とこのような事件がおきることがないよう、万全の対策をとるよう強く求める。
有田町議会は、銃器犯罪はもとより、いかなる凶悪犯罪も許さない社会環境を醸成し、このような悲劇が再び繰り返されることのない安全・安心な地域社会を守り抜くことを堅く誓うものである。
以上決議する。
平成19年12月21日
佐賀県有田町議会