有田陶磁美術館 <Arita Ceramic Museum>

施設概要

美術館外観有田陶磁美術館は、佐賀県の登録博物館第一号として昭和29年(1954年)に開館しました。建物は明治7年(1874年)に建てられた焼き物倉庫を利用したもので、外観は石蔵で内部は木造の二階建てです。建物自体も有田内山重要伝統的建造物群の一つに指定されています。開館当時、世界に3つしかない焼き物専門の美術館ということで、県内外からたくさんの来館者を迎えました。

現在、1階の入り口で来館者を迎えているのは佐賀県重要文化財の「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」と「陶彫赤絵の狛犬」です。「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」は、江戸時代の有田皿山の製陶工房を活写した資料として多くの媒体で紹介されています。また、「陶彫赤絵の狛犬」は、荒々しい形相のうちにどこか愛嬌を感じさせるような造形の見事さがあります。

当館の展示内容は、平成31年4月27日から明治時代を中心とした作品にリニューアルを行いました。近在する「旧田代家西洋館(有田異人館)」が国の重要文化財に指定されたことを機に、「旧田代家西洋館」と「有田陶磁美術館」が石蔵として建てられた明治時代に合わせて、展示内容を一新しています。窯元やそれぞれの豪商が手掛けた製品を展示し、有田の明治時代から昭和初期の焼き物を紹介しています。

所在地/開館時間

所在地: 〒844-0004 佐賀県西松浦郡有田町大樽1-4-2
開館時間:午前9時〜午後4時30分

休館日

月曜日 ただし、陶器市期間中(4月29日〜5月5日)は開館
年末年始(12月29日〜翌年の1月3日)
※その他、企画展前後の展示替え作業のため、臨時休館する場合があります。

常設展入館料

大 人 個人:120円 団体:80円(20名以上)
高校生以下 無料

※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と同伴の方1名が無料になります。手帳をご掲示ください。

展示解説

職員による展示解説を希望される場合、事前に申請いただく必要があります。

詳しくは下記「展示解説の手引きと依頼書」をお読みいただき、手続きに沿って申請ください。

 

展示解説依頼の手引きと依頼書

 

館内の様子

 

問い合わせ

有田町歴史民俗資料館東館 文化財課
〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号
電話:0955-43-2678 ファックス:0955-43-4185