先週は当地も雪が降り、一年ぶりに最寄りの駅まで一時間かけて歩きました(最寄りの駅が徒歩一時間の所にしかないという、如何に山の中で暮らしているかがバレバレですが)。駅に着くころには汗が出るほどでしたが、その後の対応がまずく夕方から悪寒が走り翌日はダウンしておりました。つくづく無理の利かない年齢になった、つまり若くはないことを実感しました。
1月12日の資料館の中から見た外の様子
ところで、昨日は恒例のれきみん学習会で(尾)の担当でした。今回は琺瑯看板の創始者ともいわれる石橋(岡本)瀧雄さんについてお話ししました。石橋さんは有田工業学校の第一回卒業生で、かの江副孫右衛門さんとも同級生でした。以前から気にはなっていたのですが、調べてみるといろんなつながりや史実がわかってきました。次号の「季刊 皿山No,117」でも紹介する予定ですが、紙面では説明しきれない部分も含めて応援団の皆様に紹介したところです。
勉強会終了後、応援団のお一人が「今度こういう本を出したので」と紹介されたのが「有田言葉『有田弁で話そう』」という書籍でした。在職中から方言を聞き取って書き留める作業を続けてこられ、退職を機にまとめられた460ページの大作です(定価2,500円)。
例えば「かん かーかた かん」という言葉、お分かりになりますか?訳しますと「こんな辛いのは食わない」。まるで外国語ですが、耳で聞くと何となく伝わるかと思います。この他にも今まで耳にしたことのない言葉などもあって、楽しい本となっています。興味をお持ちの方は著者の栗山愼悟さん(☎0955-43-2643)までご連絡ください。(尾)H30.1.16
栗山愼悟さんの本「有田言葉『有田弁で話そう』」