文字サイズ変更 拡大標準
背景色変更 青黒白

引き続き

最終更新日:

引き続き…よろしくお願いいたします。

先週、3月末で2年間の任期付き職員としてフルタイムでの勤務が終了しました。この4月からは週3回の勤務となり、今しばらくご迷惑をおかけすることかと思いますがよろしくお願いいたします。
思い起こせば2年前の平成28年3月31日に定年を迎え、退職辞令を手にしたまま、翌4月1日から前日と同じ机で勤務を続けてきました。この間、丈夫に産んでくれた親に感謝しながら先達や周囲の皆様のご厚情に支えていただきました。でも、寄る年波には勝てず、高血圧、高コレステロールなど加齢による身体の衰えは隠せません。これからはそれらとどうやって折り合いをつけていくか、個人的には大きな課題でもあります。

ところで、先週の月曜日には米国フィラデルフィア美術館・東アジア美術部長のフェリス・フィッシャーさんと学芸員の木下京子さんが来館されました。木下さんは以前、有田にお見えになったことがありましたが、フィッシャーさんは初めての有田訪問ということでした。10数年前にフィラデルフィア美術館を訪問した際には、フィッシャーさんに1876年開催の万博時にティンデール将軍が購入し、その後、美術館へ寄贈されて収蔵庫に収められている合本組織香蘭社の製品などを見せていただきました。ただ、中には三川内や白川の窯焼きであった南里嘉十の製品などもありました。
今回は九州陶磁文化館の鈴田館長や山本学芸員と手分けして、町内の関係者を案内。当方は有田町明治維新150年事務局の福山まちづくり課副課長と共に、辻精磁社と明治維新150年事業の実行委員長でもある蒲地さんのギャラリーを案内しました。辻精磁社では特別に準備していただいていた極真焼のさやを割る瞬間にも立ち会うことができました。

fishasan
辻誠一さんとフィッシャーさん、極真焼を見せていただく

フィッシャーさんや木下さんにはフィラデルフィア万博開催当時の写真や、収蔵されている有田焼を明治維新150年事業の企画展で写真パネルとして使わせていただくこともご了解いただいたところです。
フィッシャーさんは日本の美術や文化をアメリカに紹介し、美術を通じた日米文化交流に多大な貢献を果たした功績で、平成25年に日本政府より旭日双光賞を授与された方でもあります。

フィラデルフィア美術館でも今秋、同じく明治維新150年企画の展示をなさるとのことです。タイアップした企画ができないものか思案中です。(尾)H30.4.3

このページに関する
お問い合わせは
(ID:1151)
ページの先頭へ
有田町役場 文化財課

〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号

電話番号:0955-43-2678

FAX番号:0955-43-4185

© 2024 Arita Town.