今夜は六日会という集まりで幕末明治維新150年に関わる話をさせていただく予定です。この会は昭和27年(1952)1月6日、大樽の岩尾家で19人の方が集まって発会式が行われています。おそらくその日にちなんで六日会と名付けられたようですが、その後、昭和47年に創立20周年を記念して発行された会員名簿には会の目的や会員資格などが明記されていて、毎月16日に例会を開くとあります。その六日会ですが、今年まさに66年を迎えるそうです(ラッキーセブンならぬラッキーシックスの6重なりです)。
これまでも何度かお招きいただき話をさせていただきましたが、会員資格は「品性高潔なる成年男子で妻帯せる者」という、所謂町の旦那衆といった感じの皆様方を前にして話をするのは大変緊張します。ただ、最近は世代交代もあって、どう見ても私の方が年食っているなあと思える方も増えました。
このほかにも、有田の女性たちが集う「有田やきもの勉強会」という団体も、結成以来すでに50年を過ぎようとしているそうです。私の古文書の恩師からは常々「何事も継続は力なり」という教えをいただきました。そういう意味合いからも、この小さな有田の町でこれほど息長く続いている団体の存在は稀有なことだと思います。どうか、これからも世代を超えて続いていかれることを祈念しております。(尾)H30.8.6
写真:六日会発会式当日の写真(手塚家寄贈)