短歌結社「ひのくに」が毎月発行されている「ひのくに」誌が、この8月号で創刊1000号を発行されました。当館にもご寄贈いただきましたが、「創刊1000号によせて」という一文を代表の江副壬曳子氏が執筆されています。そこに当館の季刊皿山のことも紹介していただいておりました。それはNO,96のことで、「短歌結社 ひのくに 誕生90周年~有田が発祥の地」というテーマで紹介しています。

有田皿山は江戸時代から俳諧や短歌、浄瑠璃などが盛んに行われていたようで、町内中の原町にある八阪神社に奉納された俳額がありますが、調査していただいた佐賀大学名誉教授の田中道雄先生によれば、おそらく安政3年(1856)から明治元年(1868)の間に奉納されたものだろうということでした。このほか、県内最古の紀年名のある芭蕉句碑(月見塚)も陶山神社境内にあります。
また、ひのくに同人で、戦場の歌人とも称された篠原高三さんのことも、同じく館報No,69で紹介していますのでご参照ください。(尾)H30.8.13

百田さんの涼しげな生花