現在文化財課では、学校教育課からの依頼で、有田小学校の旧校舎解体に伴う資料の梱包で大忙しです。
有田小学校の旧校舎の一部である百周年記念館は、学校創立百周年記念事業の一環として昭和46年に建てられました。1階は図書室、2階は資料室となっており、貴重な資料が展示されています。この度の梱包作業は、解体される百周年記念館から新校舎等へ資料を移動させるための作業になります。今回のブログでは、その資料の移動の一部を皆さんにお伝えしたいと思います。
資料の移動に伴って行っていることは、目録の作成と、資料の梱包の大きく2つです。
目録の作成は、有田小学校の百周年記念館にどんな資料がどのくらいあるのかを表に起こし、資料室の資料を把握する作業をしています。また、資料の写真を撮ることで、一覧表からはわからない「見た目」の記録を取ります。このように、資料を把握することで、資料の管理をしやすくします。
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目録作成中です |
次に、資料の梱包です。旧校舎にある資料を移動させるのですが、そのまま移動させると破損したり、傷がついたりするかもしれません。そのようなことがないように、大切な資料を新しい校舎でも見学してもらえるように、梱包をして運びます。薄葉紙やプチプチ等の梱包材を使って、丁寧に梱包していきます。
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ただいま写真の梱包中です |
(永)のブログにもあったように、昨年度から資料を梱包する機会が続いています。そのおかげか、「薄葉紙があれば何とかできる気がしてきた!」と言い出す人も出てきました。「薄葉紙の魔術師」の誕生です。魔術師見習の私ですが、師匠に教わりつつ、梱包技術の向上に努めたいと思います。目指せ梱包の達人!
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薄葉紙の魔術師にかかればご覧のとおり |
(宮)R1.5.28