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有田陶磁美術館、常設展示リニューアル後の状況

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本年度が始まって約2か月がたちました。4月最初の私のブログで、「さて昨年度は美術品を移動したり包んだりとそんなことばかりしていた気がします。(中略)またもやたくさんの美術品を移動させることになり、今年度もやっぱり美術品を包むことから始まりそうです。」と書きましたが、予言通りこの2か月の間に(1)旧田代家西洋館の特別展示と有田陶磁美術館の常設展示リニューアル、(2)昨日の(宮)のブログでもご紹介したように、有田小学校旧校舎解体に伴う百周年記念館の資料移動(目録作成・梱包・保管)と、たくさんの資料を包んだり移動したりしています。せわしない毎日が続くため、はて例年この時期は何の仕事をしていたのか…と思いかえしてみると、昨年は明治維新150年事業企画展に追われ、その前は育休から復帰したばかりで、この2年蛍どころか夏祭りも花火大会も見損ねていた、ということを思い出しました。今年こそは蛍・花火・夏祭り・海は忘れないようにしたいです。

 

さて、当然ながら資料の梱包だけやっているわけではなく、ほかの仕事もたくさんあります。例年のこの時期に比べて特に多い仕事が2つあるのですが、1つは資料寄贈申し込みの激増です。この件については来週以降にまたご紹介したいと思います。もう1点が大変嬉しいことに有田陶磁美術館の展示解説依頼および入館者数の増加です。

 

4月27日に美術館の常設展示を変更しひと月が経過しました。まだ変更したばかりで展示解説員が不足気味なのですが、それを解消する強力な助っ人の方々が先日研修に来てくださいました。有田観光協会のガイドさんたちです。展示解説終了後「あとは私たちガイドがうまく料理して、有田の観光を盛り上げます」とのことで、感謝感激しています。現在美術館の団体予約がどんどん入ってきています。

 

さらに、なんと有田小学校4年生も美術館に見学に来てくれました。例年の町内小学校からの施設見学の状況は、東地区の2校は歴史民俗資料館(東館)に焼き物の作り方と昔の道具について、西地区の2校は歴史民俗資料館(西館)に昔の道具や生活について見学に来ています。ちなみに見学する施設は違えども、基本的に展示解説する職員は課長以下文化財課学芸員の誰かなのですが、どちらにせよ子どもたちは「資料館」の方に来ていたんです。それが今回はじめて小学生が「美術館」の方も見学に来られたのです!さすが有田の子どもたち、なかなかの審美眼の持ち主でした。さもありなん、有田の小学生は伝統工芸士の方や人間国宝などの方に美術(やきもの)の授業を見てもらったりしているそうで…。なんて贅沢な環境なんだろうかとしみじみと思います。

 

資料館(東・西)も美術館もどちらも展示解説は可能ですが、梱包だの資料寄贈だの現場だの、あちこちに行って学芸員が館に不在の場合も多いので、展示解説をご希望される場合はどうか事前にご予約いただきますようお願いいたします。(永)R1.5.29

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