前回のブログでお話しした通り、文化財課では、学校教育課からの依頼で、有田小学校の旧校舎解体に伴う資料の梱包で大忙しでした。
そして、先週ついに、資料の梱包が終わりました!
大小ある約750点の資料がここまでコンパクトにまとまりました。
なぜ「コンパクト」にこだわったかと申しますと、新校舎の収蔵場所は旧校舎の収蔵場所より狭く、なるべく省スペースになるように資料をまとめて欲しいとの要望があったためです。写真や本など同じ種類の資料をまとめて梱包したり、なるべくコンテナを活用したりするなど工夫をしました。もちろん、資料を活用できるように保存することが最も大事ですので、保存を考えたうえでコンパクトになるように梱包をしました。
予想以上に梱包作業に時間がかかり、有田小学校や解体業者の方にはたくさんのお時間をいただきました。ご協力いただきありがとうございました。
これから、目録のデータ入力や写真の整理等を行い、目録を完成させます。その後、目録を元にして、展示計画を立てていきます。在校生や卒業生、有田小学校に関わる全ての人に有田小学校を誇りに思ってもらえるようなそんな展示を作りたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願い致します。
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無事梱包作業も終わりました |
梱包作業中に聞いた話ですが、有田町の小学校には「窯業室」なるものがあるそうです。私が通っていた小学校には図工室があったのは覚えていますが、窯業室は初めて聞きました。子どものころから焼き物に慣れ親しむ環境が、有田にはあることに驚きました。さすがは、焼き物の町ですね。
ちなみに、窯業室がある小学校が他にもあるのか調べてみましたが、島根県や愛知県にもあるようです。皆さんの地域の小学校には窯業室はありますか?また、他にも特徴的な教室はあるでしょうか?もし、あったら是非教えてください。(宮)R1.6.4