8月2日(金曜日)、夏休み子ども向け講座の一つである「歴史の川ざらい ベンジャラを探そう!」を開催しました。
昨年の川ざらいは、熱中症の危険性があるくらい気温が高く、残念ながら中止でした。今年の夏もとても暑いので、開催できるか心配でしたが、どうにか開催することができました。本当によかったです。今年の参加者は、保護者の方を含めて18名と、れきみん応援団10名の方にご協力いただきながら、総勢約30名の大所帯でした。
まず始めに、今回探す陶片について、どのような陶片を探すのかレクチャーがありました。
今回の川ざらいは、時代ごとにポイントを付けて、誰が一番多くポイントを獲得できるかというゲーム形式でした。江戸時代前期30ポイント、江戸時代中期10ポイント、江戸時代後期5ポイント、明治~平成は0ポイントというような形でポイントが決まっています。そこで、どのような陶片がポイントが高い(古い)のかを学びます。歴代の川ざらいで見つかった陶片や、作品の写真を見ながら、どのような陶片を探せばいいのか勉強しました。
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陶片と作品の写真を見ながらお勉強 |
その後、実際に近くの白川川に入って陶片を探します。お友達と競争したり、相談したりしながら、陶片を探していました。また、保護者の方も一緒になって、みんな真剣に、また楽しみながら陶片を探しました。
みんな真剣です
自分が古いと思った陶片を見つけたら、鑑定をしてもらいます。ここで、自分の見つけた陶片がいつの時代のものか教えてもらいます。そして、先日(永)がブログで紹介していたポイントカードにポイントに応じたシールを貼ってもらいます。
鑑定中 いつの時代かな?
そして、終了時間になり、結果発表がありました。今回の1位は、160ポイントを獲得した4年生の男の子でした。2位との差55ポイントという、ぶっちぎりの1位でした。1位と2位のお子さんには心ばかりの景品を、参加したお子さん全員に参加賞をプレゼントしました。今後の学習に役立ててもらえればと思います。
子どもたちが見つけた陶片は、貴重な文化財のため持ち帰ることはできず、文化財課で保管をします。そのため、後日、見つけた陶片の中から1点を選んで詳しく解説したシートを届けています。解説シートを送るのは後になってしまうため、当日子どもたちが持ち帰れるものはありませんでした。そこで、今回の川ざらいはポイント制にすることで、当日持ち帰れるポイントカードを作ることにしました。解説シートが届くまでもう少し時間がかかりますが、ポイントカードを見ながら川ざらいのことを振り返ってもらえたらなあと思います。
今回の川ざらいも、れきみん応援団の協力のもと事故や怪我もなく無事に終了することができました。準備からお手伝いいただきましたれきみん応援団の皆様には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(宮)R1.8.6