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梱包技術研修に参加しました

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10月11日(金曜日)、佐賀県立美術館で行われた「学芸員技術研修会」の梱包技術の研修に参加してきました。実は、研修中の様子を撮り忘れたため、今回のブログは写真がありません。申し訳ありませんが、想像しながらお読みください。

「学芸員技術研修会」は、「博物館と医療・福祉のよりよい関係づくり」の構築に向けた博物館マネジメント人材育成事業実行委員会(代表 九州産業大学美術館)が主催するもので、学芸員を含めた博物館創造活動人材の育成とともに、九州・沖縄地域博物館の機能そして連携強化を図るために開催されています。この研修会は、2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」の一つで、8つの研修が予定されており、九州・沖縄各県で開催されます。私が参加した梱包技術の研修は第5回の研修で、九州各県の博物館から受講しに来ていました。

今回の研修では、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(株)九州美術品支店の方々を講師としてお迎えし、保護材の作り方、掛軸・茶器・仏像の取り扱いと梱包の仕方を実際に取り組みながら学びました。資料の梱包について研修を受けるのは学生の時以来で、あまり取り扱わない掛け軸の扱いや梱包については忘れている点も多く、技術を覚えなおす良い機会となりました。

研修の後半では、佐賀県立博物館の職員の方が資料を持ってきて、講師のヤマトさんが梱包をする様子を見ながら、とっさの時の梱包を学ばせていただきました。もちろん、ヤマトさんはどんな資料を梱包するのか知りません。出てきたのは、ガラス製の蓋付瓶と水注、そして佐賀錦を織るための織機です。ヤマトの皆さん4人は、手際よく次々と資料を梱包していきます。織機のような民具は決まった形がなく、どのように梱包したらよいか悩んでしまうのですが、ヤマトの皆さんの梱包作業の様子はとても参考になりました。

今回の研修では資料の梱包の仕方はもちろんですが、プロの梱包の様子を拝見でき、とても勉強になりました。「この方法で大丈夫かな?」と考えながらしていた梱包も、これからは自信をもってすることができそうです。関係者の皆様には、お世話になりました。ありがとうございました。(宮)R1.10.29

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