当館の紅葉も美しく色づいてきたと思ったら、なんと月曜日に大雨。紅葉は大丈夫かと心配していましたが、あまり散っておらず、予想通り今日から始まる「秋の有田陶磁器まつり」期間中が見ごろのようです。昨日は朝から紅葉のための掃除をしたり、車両進入禁止札を立てたりと大忙しでした。
|
資料館の紅葉と英山 |
さて9日から開始した企画展ですが、おかげをもちまして、有田ケーブルネットワーク、佐賀新聞、西日本新聞より取材をいただきました。番組や紙面でご覧になった方もいるかもしれませんが、展示の中身について紹介したいと思います。
今回の企画展は7章構成+同時開催として歴史の川ざらい成果展などを展示しています。第1章は「平成アリタ事件簿」と題し、平成の間にアリタで起こった出来事を紹介しています。移動図書館レインボーの発進、山谷大堤の「ため池100選」選定などのローカルな話題を、その年の流行語などとともに紹介しています。第2章は「アリタとアジアとアグリカルチャー」ということで、「田植唄アジアフェスティバル」を中心に紹介しています。
今回展示準備をする中で、文化財課職員(一部女子)によって、「田植唄アジアフェスティバル」マスコットキャラクター「ビッキー」が可愛い!と課内で話題になっています。このビッキー、平成3年生まれの28歳で、実はセラミーの先輩です。色は違えどみんな同じビッキーだそうで、長い間冬眠していましたが、山谷切口に住んでいる「にんにくばあちゃん」が掘り起こして復活したそうで、平成26年から有田農産物のマスコットキャラクターとして活躍中!です。
「こんなに細かい設定があるなんて知らなかった!」「セラミーのほかにもゆるキャラが復活していたのね有田町」というのが正直な感想でした。ちなみにビッキー、復活するときにちょっぴりかわいくなっています。ビッキーは今月24日に開催される「有田・食と農業まつり」にて大活躍していることでしょう。
|
オリジナルビッキー |
|
新ビッキー |
企画展紹介を続けていきますが、第3章は「開幕!世界焱の博覧会」です。焱博は平成アリタの一大イベントといっても過言ではありません。焱博グッズとともに当時を振り返りつつ、第4章「平成の大合併」コーナーへ。こちらで展示している、かつての有田町役場(解体済)を飾っていた彫刻家古賀忠雄作の陶板は、実は初公開です。最後の第5章は「花開いたまちづくり」と題して近年の「日本磁器誕生・有田焼創業400年」事業などを紹介しています。
今回の企画展の一番の目玉である第6章「平成アリタ、配信中」と、第7章「あなたの平成大事件」についてはまた来週ご紹介します。(永)R1.11.20