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常設展示を一部展示替えしました(1)

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常設展示の復旧作業を紹介した12月17日のブログから一か月ほど経過してしまいました。今回のブログは、やっと常設展の展示替えについてお知らせしたいと思います。

 

今回紹介したいのは、有田焼の製作工程についてのコーナーです。このコーナーでは、有田焼の製作技術を、「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」に描かれた製陶工程と、各工程で使われた道具とともに解説しています。今回の展示替えでは、「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」のパネルも一緒に展示しています。佐賀県指定重要文化財である本物は有田陶磁美術館で展示をしていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

DSC07460-2 展示室
上のパネルの大皿が「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」です

 

このコーナーの最後には、「平成の職人尽し大皿」を展示しています。この大皿は、有田焼創業400年を記念して平成28年に製作されました。当時の有田焼の製造方法を50年後、100年後の人々に伝えるために、展示している大皿と、この大皿の職人さんが登場する実写映像が作られています。町内の各窯元などにご協力をいただき、作業風景などを撮影させていただいたそうです。

この「平成の職人尽し大皿」は、伝統工芸と機械化・オートメーション化の2枚があります。伝統工芸の大皿は、伝統を受け継ぎつつも現在の技術を取り入れながら作陶している様子が描かれています。「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」とどこが同じでどこが違うのか、見比べてみるとおもしろいと思います。機械化・オートメーション化の大皿は、機械を使いながらの作陶風景が描かれています。描かれている機械がどのような作業をするのか考えながらご覧いただきたいと思います。

 

DSC07455-1 平成職人尽くし
平成の職人尽し大皿 伝統工芸と機械化・オートメーション化

 

今回ご紹介をしたのは平成の職人尽し大皿と実写映像についてでしたが、「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」の職人さんたちが動き出すアニメーションも平成の職人尽し大皿と一緒に製作されています。どちらの映像も当館のエントランスで上映をしていますので、大皿と一緒にぜひご覧ください。(宮)R2.1.14

 

DSC07475-3 エントランス
当館エントランスで上映中 ぜひご覧ください
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