第51回は、「 獅子川(ししがわ)窯跡・蔵本(くらもと)窯跡」です。
所在地は獅子川窯・蔵本窯ともに有田町広瀬です。いずれも史跡には指定されていません。今回紹介する窯跡は、これまで発掘調査歴がなく、確認ができている窯跡に近接して所在しているものや、昔から所在するといわれてきたものですが、真偽は不明です。
![獅子川窯-1](https://www.town.arita.lg.jp/rekishi/kiji0031613/3_1613_1_p1dv8aprhg1vsa9r75jjgch1cjl4.jpg) |
獅子川窯跡付近 |
獅子川窯跡は、弁財天窯跡に隣接した東側に位置します。操業年代については弁財天窯跡と同時期の1610~1630年代と考えられ、元は弁財天窯跡の可能性もありますが、道路と宅地造成により窯は壊滅していると考えられます。
![蔵本窯-2](https://www.town.arita.lg.jp/rekishi/kiji0031613/3_1613_2_p1dv8ar8pbe5tlcc1ls31b9mtl64.jpg) |
蔵本窯跡遠景 |
蔵本窯跡は、広瀬の窯の中で最も西に位置します。佐賀県遺跡地図上に倉本窯跡と記載がありますが、窯は確認できていません。ちなみに字名が蔵元となっているので蔵本窯跡としています。
(伊)R2.1.23