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第9回近世陶磁研究会が開催されます。

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明後日の2月8日(土曜日)と9日(日曜日)に「近世陶磁研究会」が佐賀県立九州陶磁文化館で開催されます。この研究会は前身となる「九州近世陶磁学会」を引き継いだ会で、平成22年に発足して以来、今回で9回目となります。近年では第8回大会を沖縄で開催、昨年は「近世考古学の提唱50周年記念大会」を大阪で開催するなど、巡業しておりました。

 

8日は13時から、長崎の唐人屋敷の発掘調査の成果を中心に、罹災資料や江戸時代の中国陶磁と肥前陶磁の共伴について、9日は9時30分から、東日本と西日本の年代のわかる罹災資料について発表があります。また、両日とも発表内容に合わせた出土陶片の検討会(陶片解説)が行われます。さらに10日(月曜日)には、研究会参加者を対象とした、初期鍋島を焼成していた日峯社下窯跡の発掘調査中の現場説明会も開催されます。

 

研究会の主な発表内容は以下のとおりです。

 

8日(土曜日)

・「長崎の寛文大火層出土陶磁を中心に」 扇浦 正義(長崎市 文化財課)

大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)

 

・「唐人屋敷跡出土の清朝陶磁中心の変遷」扇浦 正義(長崎市 文化財課)

大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)

 

・「清朝磁器の文様と銘の変遷」大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)

扇浦 正義(長崎市 文化財課)

 

【唐人屋敷跡出土陶磁の検討会】大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館)

 

9日(日曜日)

・「九州における年代の明らかな火災罹災資料 –人吉城跡「お下の乱」(1640)と府内城・城下町跡「寛保の大火」(1743)に伴う中国・肥前陶磁-」山本 文子(佐賀県立九州陶磁文化館)

 

・「西日本(九州以外)における年代の判る罹災資料 –肥前陶磁器と中国磁器の共伴資料を中心に-」赤松 和佳(伊丹市博物館)

 

・「江戸時代における年代の判る罹災資料 -中国陶磁と肥前陶磁の共伴資料-(日本海側を中心に」 髙島 裕之(専修大学)

 

・「年代のわかる罹災資料(東日本の太平洋側の様相) -江戸を含む関東・甲信・東海地域-」 水本 和美(東京藝術大学)

 

当研究会は、参加費(1,000円)のほか資料代(2,000円程度)が必要になりますが、どなたでも参加できます。興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

さらに詳しい内容や日程に関するお問い合わせ先事務局は、以下のとおりです。

 

※事務局連絡先

佐賀県立九州陶磁文化館内

TEL. 0955 (43) 3681(担当:藤原・山本)

(伊)R2.2.6

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