2月26日(水曜日)、有田小学校の3年生15名が昔のくらしについて体験学習に訪れました。
まずは、エントランスにて元気な挨拶をもらった後、早速雛人形から紹介。その後、やきもの作りに使われた道具、戦時中に使われていた道具や金属の代用品を案内しました。
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見学中の子どもたち |
続いては民具の展示コーナーで、常設展示しているミシンや羽釜や箱階段(階段箪笥)といった衣食住にまつわる民具に加えて、火鉢や磁器製風呂桶といった、有田ならではのものも紹介しました。
さらに今回は常設展示品だけでなく、収蔵庫で保管している民具も実際に触ってもらおうと用意していました。今回準備した民具は子どもたちが興味がありそうな、ランドセル、洗濯板、山高帽、鏡、古銭など12種類です。特に反応が良かったのが、マッサージ器です。このマッサージ器は、今もハンドルを回すと丸い部分がカタカタと振動します。この振動する部分を肩などに当ててマッサージをしていたようです。マッサージを体験してみたい子どもたちが多く、担当の学芸員も写真のようにもみくちゃになりました。体験した子どもたちからは、「気持ちいい」という感想が聞かれました。私も体験しましたが、強すぎない柔らかいタッチで案外と気持ちよかったです。
マッサージ器ともみくちゃの学芸員
今回解説を担当した学芸員が言っていたのですが、有田小学校の子どもたちは「鋭い質問」が多かったそうです。特に、寛永通宝を紹介していた際、「寛永通宝を作るのにいくらかかるの?」という質問を受けたときは、どのように説明しようか悩んだそうです。学校に帰ってからもいろんな質問が出たそうで、今回の見学が子どもたちにとって印象深いものになったようです。見学をきっかけに、また資料館に遊びに来てもらえると嬉しいです。
本日3月3日は、雛祭りです。有田小学校の子どもたちも見学した雛人形は、お陰様で多くの方にご覧いただいています。エントランスにて4月上旬まで展示予定です。この機会に雛祭り気分を味わいに、ぜひ当館にお越しください。ちなみに、本年2月11日のブログで紹介したおひなめぐりスタンプラリーは、3月22日までです。スタンプラリーもしたい方は、お早めにお越しください。(宮)R2.3.3
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スタンプラリーもやってます |