新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ついに資料館・美術館・西洋館が休館し3週間が過ぎようとしています。昨年の今頃は特別展「よみがえるレトロモダン」を行っていて、まさか一年後に有田陶器市を延期する事態にまでなるとは思っていませんでした。
新着情報でもお知らせしましたが、資料館・西洋館に関しては5月31日(日曜日)まで、新型コロナウイルス感染拡大防止のために臨時休館させていただきます。資料館は6月1日(月曜日)に、西洋館は6月6日(土曜日)に再開予定ですので、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。ちなみに資料館は月曜休館ではありません。
さて有田陶磁美術館の方ですが、実は今年度事業で展示ケース修繕工事を予定していたため、どうせコロナで休館するならばこのタイミングで工事を始めることにしました。工期は7月10日(金曜日)まで。7月11日(土曜日)から綺麗になった展示ケースで皆様にお会いしたいと思います。
今回は展示ケースの修繕のため、中身の美術品を全部取り出す必要がありました。昨年の5月も同じことを言いましたが、今年もやっぱり資料を包んだり運んだりすることから始まることになりました。もはやこれは毎年の恒例行事にしてよいのでは、と思う今日この頃です。
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梱包作業中の様子 |
今回の工事は「展示ケースリニューアル」。展示ケースの取り換え工事ではありません。展示ケースは非常に高価なので、弱小美術館の我々はとても手が出せませんでした。そこで知恵を絞ってケース本体をリユースすることにしました。昭和29年開館当時からある古いケースもあるので、かえってレトロな陶磁美術館の雰囲気に合うのでは、と期待しています。(永)R2.5.13