しばらく新型コロナウィルスの影響で活動を中止していた、れきみん学習会ですが、先月から再開しました。先月については、昨年度の事業報告と今年度の計画、そして今後のコロナによっての動向についてお話ししました。ですので、学習会としての再開は今月の会からでした。
今回の学習会では、昨年の9月に行った拓本講座の続きのような、延長のような感じで拓本の道具作成から拓本までの作業を行いました。
作成した道具というのは、「タンポ」です。
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作成した「タンポ」 |
拓本の説明については、昨年のR1.10.8に更新されたブログの「れきみん学習会で拓本講座を行いました(宮)」をご覧ください。作成したのは湿拓法に使用する道具です。
簡単に作成方法をレクチャーした後で、皆さん個性的なタンポが出来上がりました。
作り方は聞いてみると簡単です。
・布(絹)を用意します。
・作りたいタンポの大きさに合わせて布をカットします。
・布の中央にこぶし大の綿(布団綿)を置いて、テルテル坊主のような形を作ります。
・絞ったところを糸や輪ゴムできつく縛ります。
・拓本であてる部分の柔らかさを調整しながら、縛ります。
・持つ部分をビニールテープなどで持ちやすくします。
・あっという間に完成!?製作時間10分程度。
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作成中 布(絹)を準備します |
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作成中 綿を丸めて入れます |
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作成中 糸で縛ります |
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作成中 持ちやすくしています |
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完成しました |
その後は、自分で作ったタンポで実際に拓本を行ってもらいました。
今回はこぶし大のものとそれの半分サイズのタンポを作ってもらいましたが、また機会があれば、もっと大きさの違う極小サイズや極大サイズなど用途に応じたものを作ってみようと思います。そして、いずれは町内の石碑などの拓本調査を実施したいと思いますので、その際はご協力よろしくお願いいたします。
(伊)R2.7.30