ご無沙汰しておりましたが6、7月も色々ありました。ひと月前ですが有田陶磁美術館の展示ケースリニューアルが完成しました!
写真で見ると照明の具合のせいで、ケース本体にはあまり変化がないようにも思いますが、実物は激変しています。今回の工事は、主にケース本体の修繕と、ケース内照明をLED照明に変更するという、大きく分けて2つの工事を行いました。ケース本体の劣化部分を取り替え、クロスを張り替え、きれいに塗装するとアンティーク調の素敵なケースに仕上がりました。「ヴィンテージ物」といっても良いかもしれません!照明もLED電球に取り換えたところ、とても明るくて職員一同感動しています!これでまた10年、20年くらいは大丈夫かなと安堵したところです。
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展示ケース 修理前 |
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修理中の展示ケース |
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クロス張り替え後 |
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LED照明が入りました |
装い新たにしてお待ちしておりますので、有田陶磁美術館にどうぞご来館ください。
なお、有田町歴史民俗資料館も通常通り開館しております。夏休みの自由研究に最適な戦時中の有田焼コーナーも常設展示していますので、どうぞご観覧ください。
ところで先月中ごろ、町内の有田小学校にて訪問講座をさせていただきました。有田町に残る伝説や民話について話してほしい、ということでしたので、せっかく有田で一番古い歴史を持つ小学校なので「有田小学校の昔話」と、有田小学校は伝説「黒髪山の大蛇退治」の舞台である白川地区なので、教室で話した後は探検に出ることにしました。伝説や昔話の舞台を歩きながらのフィールドワークに子ども達もノリノリで、たいへん楽しい時間となりました。最後に「大蛇ってホントにいたのかな?」とディスカッションしてみたり。因みに今回は「大蛇はいる派」が圧倒的多数で、「大蛇なんていない派」はわずか2名でした!
コロナの影響でなかなか積極的な活動が難しい中、有意義なひと時となりました。何とか新しい生活様式の中でも歴史や文化を継承していく方法や、資料館・美術館を活用する方法を模索したいと思う所存です。(永)R2.8.5