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博物館実習を終えて(長崎国際大学 松波さん)

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7月31日から8月7日の間、有田歴史民俗資料館で学芸員実習をさせていただきしました。

今回の実習で1番印象に残ったことは、夏休み子ども向け講座「歴史の川ざらい ベンジャラを探そう!」というイベントに参加したことです。この小学生向けのイベントは、参加した子ども達が、ゲーム感覚で楽しみながら自分の町の焼き物の歴史について学べるため、子ども達が、後世にまちの歴史をつないでいくきっかけとなるように企画されたもので、私もまさにそのように感じました。

「歴史の川ざらい ベンジャラを探そう」の内容は、有田町を流れる川の中に残る有田焼の陶片(有田の方言で「ベンジャラ」という)を探し、いつの時代のものかを鑑定してもらうという取り組みです。

川ざらいをしている様子

有田町出身では無い私からすると、まず何百年も前の陶片が、今でも綺麗な(判別できる)状態で川を流れているという事に、すごく驚きました。そして、子どもたちが見つけた後の鑑定作業は、有田町の歴史、古陶磁の様式などすべてを熟知している方にしかできない事なので、すごく感銘を受けました。

私は、途中で子どもたちに、陶片のもとの形を当ててもらうクイズの出題者として参加させていただきました。子どもたちは、私たちの出すクイズに挑戦する前に、学芸員さんによる事前学習や、ベンジャラ探しをある程度体験してきていたためか、勘で答えるのではなく、陶片の柄を見ながら考えて答えていたのを目の当たりにして、このイベント中に知識を身に付けてくれているんだなと分かり、嬉しく感じました。

そして今回の実習で、私自身有田焼と言う名前しか知らなかったのですが、有田焼への知識や資料館での学芸員さんの働きの知識を身につけることが出来ました。有田歴史民俗資料館の皆様お忙しい中あたたかく受け入れて下さりありがとうございました。

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