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資料のデジタル化(2)

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先日から、ずっと気になっていたある資料のデジタル化にかかりました。それは何かと言いますと「カセットテープ」です。昭和50年代~平成初年にかけて、資料館では様々な音源をカセットテープで録音していました。会議、シンポジウム、昔話、聞き取り調査等々…。貴重な資料があることを分かってはいたのですが、技術の進歩とは恐ろしいもので、近年では再生機器(カセットデッキ)が存在しないという恐ろしいことになっていました。

3○歳の(永)ですが、私が高校生の時、既にカセットテープは主流ではなく、当時の主流はCD・MDでした。果たして今のお子さんはMDプレーヤーの存在を知っているのでしょうか?私の時代は大学入学時の1人暮らしの家に持っていく定番品でしたが、かなり寿命が短い製品でした。それからあっという間にiPodに代表されるデジタルオーディオプレーヤーが出現し、スマートフォンの能力も向上し、音楽はダウンロードで購入する時代になりました。

資料館にはまだ何とか動くカセットデッキはあったのですが(今にも壊れそうですが)、問題はどうやってデジタル化するかということです。色々頭をしぼったところ、先日ようやく回答が出ました。

今年度、会議や調査の記録のために購入したボイスレコーダ、これを使えば比較的簡単にカセットテープをデジタル化することが出来ることに気づきました。元音声より明瞭にはなりませんし、実際にカセットを流しながらの録音なのでその分の実時間がかかってしまいますが、それでもMP3形式のデジタルデータに容易に変換できるのは中々の魅力です。直接接続しているので、外部に音声がもれることもなく、他の仕事の邪魔にもなりません。

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資料館のカセットテープ約100本(A面・B面合わせたら倍量です)!早速優先順位を決めてデジタル化していきたいと思います。(永)H28.1.14

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