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週末の出来事

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28日の土曜日に、東京からの来館者がお見えになりました。認定NPO法人 高麗博物館の有田焼400年研究グループの6名の方々でした。金曜日から月曜日まで有田周辺の朝鮮半島と日本の歴史に関わる史跡などを探訪されており、当館にもお見えいただきました。実は以前にも来館されたことがあり、その折に(尾)もお話させていただきましたが、今回は特に「百婆仙」に関する調査を中心にということで、有田側の資料等をもとにお話させていただいたところです。お見受けした所、現役をリタイアした皆様のようでしたが、その取り組みは熱心で改めて当方も刺激を受けたところです。

29日(日曜日)には、佐賀大学美術館で開催中の「佐賀の美術教師たち」を観てきました。展示会場の幕開けは有田でした。明治期に有田で活躍した川崎千虎をはじめ、納富介次郎、寺内信一、徳見知敬、腹巻勝太郎(丹丘)の絵画も展示されていました。そういえば、随分前に腹巻丹丘さんが有田工業学校時代に描かれた絵日記を子孫の方から見せていただいたことがあり、館報でも紹介しましたが懐かしく拝見しました。

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(ホタルブクロ)

その後、経済学部の教室で開催された「幕末佐賀藩の科学技術」の研究成果発表会を拝聴しました。最初にこの取り組みの趣旨を編集者のお一人である長野佐賀大学名誉教授がお話になりましたが、佐賀藩が長崎警備を強化する過程で、いかに最新の技術を取り入れて技術者を育てていったかを、特に若手の研究者を中心にまとめたということでした。
発表される執筆者は30代を中心とした若い研究者で、改めて佐賀の中にこのような若手が育っていらっしゃるのだと、古老の域に到達した(尾)はしみじみと思ったことでした。残念ながら、個人的な都合で前半の発表を聞いて中座しましたが、ぜひ、この本も読んでみたいと思っています。  (尾)H28.5.31

 

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