第4回は、「狩場のタブノキ」です。
所在地は有田町山本乙1786にあります。昭和46年7月10日に町の指定天然記念物になっています。昭和なのでもちろん西有田町の時に指定になっています。
漢字では「椨」と書きます。タブノキはクスノキ科の常緑広葉樹で、別名「イヌグス」とも呼ばれます。本州~九州の暖かい沿海地に生育しており、東北地方では沿海地に分布しています。木材は建築や家具材に利用され、樹皮を乾燥させて作った粉は線香の材料にも利用されています。
狩場のタブノキは樹高約20m、幹回り12mとタブノキとしては大きな木です。この木の根元には小さな祠があり「狩場明神」とあり、昔、狩りへ出かける前にこの木に祈りをささげていたことから、この名称の由来となっています。
平成2年、読売新聞が選定した「新日本名木100選」に選ばれ、全国にその名を知られることとなったタブノキです。
現地の近くまで行くと水田の真ん中に立っているため、発見しやすく、近くまで行くこともできます。ただし、実際に確認をして気づいたことは、高さが20m…幹回り12m…あるのか!?と思いました。
(伊)H28.6.9