文字サイズ変更 拡大標準
背景色変更 青黒白

紅葉見ごろに!

最終更新日:

朝の通勤時に通る道沿いに大きな商業施設があり、その駐車場に24,5本余りの木立があって、日ごと紅葉が進んでいます。高さは15~20mあるでしょうか、この季節になるとこの木の謂れを思い出します。元々は母校の校庭にあったそうですが、学生時代、勉学に没頭していた(尾)は記憶にありません(というのは真っ赤な嘘で遊びほうけていました!)。でも、母校が改築された際、同窓の先輩であり当時の市長でもあった方が伐採すると決まったこの木々を現在地に移植されたとのこと。同じ環境にありながら紅葉の進み具合は少しずつ異なり、未だ緑が残る木や紅葉が進みオレンジ色に変わった木など様々です。この木の名は「アメリカ楓(ふう)」。先週、次期アメリカ大統領が決まりましたが、次世代の地球がどういう方向に進むのだろうかと思いながら、毎朝この並木を眺めています。

kouyou2

アメリカ楓の並木

 

ところで、13日(日曜日)には恒例の石場相撲が開催されました。これは泉山磁石場の山神に奉納されるもので、その起源はよくわかりませんが、明治39年(1906)の「相撲請負契約書」が現存し、石場神社の拝殿にも明治20年代の相撲絵馬が奉納されていることから、少なくとも100年以上は続く年中行事です。以前は11月15日、16日の両日開催されていましたが、最近は15日に近い日曜日に開催されるようになりました。以前、この石場相撲が行われるころは雪がちらつく位の寒さだったそうで、防寒ということもあったかもしれませんが、一杯引っ掛けての観戦で相撲の勝敗等を巡って喧嘩が始まることも多々あったそうで、それもまた、石場相撲の“名物”でもあったようです。ただ、今も昔も有田窯業の安全と隆盛を祈る行事に違いはありません。相撲に先立ち、石場神社で石場管理者である町長や石場組合の皆様が参集されて神事が執り行われ、その後、場所を相撲場に移して各地区や各職場対抗の試合が行われ、午後まで盛んな声援が響いていました。

sumou1sumou2
石場神社での神事

平成28年度の石場相撲

 

相撲場周囲の紅葉も見ごろとなり、また、当館の庭にある「唐楓」も色づき始めました。今週末は一番の見ごろとなることと思います。皆様のお越しをお待ちしております。(尾)H28.11.15

 

このページに関する
お問い合わせは
(ID:717)
ページの先頭へ
有田町役場 文化財課

〒844-0001 佐賀県西松浦郡有田町泉山一丁目4番1号

電話番号:0955-43-2678

FAX番号:0955-43-4185

© 2024 Arita Town.