12月に入り、何かと気ぜわしくなってきましたが4日(日曜日)の夕方、今年の秋にデビューした有田まちなか案内ジュニア隊の会合がありました。ジュニア隊員とそのご家族も一緒に、この取り組みに参加した感想などをお聞きしたところです。
この取り組みの発端は七葉会(後に7人の女性たちということで命名)による「有田キッズ検定」の中で話されていたものでした。日誌によれば平成25年2月に酒井田祐子さんより「400年に向けて私たちも何かできないだろうか、例えば有田検定などは如何?」というお電話があり、その後町内の女性たちに呼びかけられて3月に初めての会合を開きました。会を重ねる中でまずは有田の歴史や文化を知ってもらうために、これからの有田町を背負ってくれる子どもたちを対象とした検定はどうだろうかということになり、それには自分たちも旧西有田町地区を含めて町のことを知ろうというので探訪会を重ねました。メンバーの皆さまは家業を手伝ったりあるいはボランティア活動も積極的な方々ばかりでしたが、お忙しい中に毎月のように会合を持ちました。その中で、検定を受けて合格した子どもたちが、その記念の磁器製バッチ(これは後に首から下げるメダルに変更)を胸に、自分たちのふるさとのことに自信を持って町外から見えたお客さまに説明してくれたらどんなに素敵かしらと夢が膨らんでいきました。
その夢が子どもたちはもちろん、各学校の先生方、400年事務局の担当者あるいは有田観光協会の皆様が力を合わせていただいて結実したのが「有田まちなか案内ジュニア隊」でした。
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トンバイ塀のある裏通りで | 石場で |
夏休みから始まった研修を重ねて、この秋の陶磁器祭りでデビューをした10人のジュニア隊の子どもたちでしたが、その説明は大人顔負けの上手さで多くの来町者の方々に大好評でした。4日の会合でも保護者の方々からは「自分たちも知らないことが多かったが、有田町を知るきっかけになった、子どもがとても積極的になった」と前向きな感想をいただき、400年担当者ともぜひ次年度も続けていってほしいと、多忙であることを知りながら観光協会の専務にお願いしました。(尾)H28.12.6