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板谷波山

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今週の月曜日から昨日まで、東京都と茨城県へ出張に行ってまいりました。
今回の出張は板谷波山という人物の記念館の視察、及び作品の調査でした。板谷波山は陶芸家として初めて文化勲章を受章された方です。また、有田町とも関わりがあり、季刊皿山(N0.112)でも紹介しましたが、波山の工房のろくろ師で深海三次郎という人物が有田出身でした。

板谷波山は明治5(1872)年に茨城県下館市に生まれました。生家は醤油醸造業を営む旧家で、父善吉、母宇多子との間の三男として生まれました。
明治22(1889)年に東京美術学校彫刻家へ入学、明治29(1896)年に石川県立工業学校へ彫刻家主任教諭として赴任した後、明治36(1903)年に東京高等工業学校窯業科で嘱託となり、同年に田端へ住居と工房を建てました。この時「波山」の号を使用するようになりました。

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                         板谷波山記念館

板谷波山記念館は、茨城県筑西市にあります。
記念館には、波山の生家が建っており、こちらは昭和40年に茨城県の指定史跡となっています。波山は東京美術学校へ入学するまでこの家で過ごしていた様子を垣間見ることができます。他には、波山の田端の工房より移築された三方焚口倒焰式丸窯があります。この窯は波山と妻まるの二人で1年3か月かけて築いた窯で、夫婦窯とも呼ぶようです。その他に、工房の作業場も移築し展示しています。

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板谷波山生家三方焚口倒焰式丸窯

事前に板谷波山について、いろいろと調べましたが、陶芸家としては遅いスタートをして、さらに私財をなげうってまで陶芸の道を進むその生涯、とても真似はできないと思いました。すべては焼き物のため、田端の窯において初めての火入れで、薪が足りなくなり、自宅の雨戸や家具を薪にしていました。それは「HAZAN」という映画でも表現されていて、衝撃的でした。それ故に文化勲章を受章するような人物になることができたのだと思いました。(伊)H29.2.2

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