2月に入り、立春が過ぎました。当館では毎年この季節になると雛人形の展示を行いますが、先週エントランスに登場！個人的な感想ですが、雛人形は古いほうが趣きがあって好きです。当館の人形も昭和初期からのものを寄贈いただいており、楽しみながら展示しました。

ところで先日の（伊）のブログでも紹介しましたが、旧西有田地区にある町史跡「唐船城」が2018年、平成30年に築城800年を迎えます。まあ、この築城の時期に関しては諸説あるようですが、町内の皆様の中には2018年を目標に色々と動きを始められており、「唐船城址之碑」の拓本採りもその一環でもありました。

先週、最後の唐船城主有田盛の子孫が大村藩の家老職をつとめたということで、大村市史料館の所蔵資料調査に（伊）と行ってきました。この史料館は以前、古文書教室受講生の研修旅行で伺ったことがありました。図書館と併設された建物ですが所蔵資料などは素晴らしいです。また近々、長崎県立と大村市立が一緒になった図書館が建設される予定で、史料館もそこに入るそうです。館蔵の「大村家文書　士系録巻之四」にある盛の子孫の系図等を調べ、他にも昭和になってその子孫が書かれた資料等を見せていただきました。その後、大村市内にある大村藩主の菩提寺・本経寺に眠る子孫のお墓も調査してきました。その日は絶好のドライブ日和！静かな大村湾を横目に往復してきました。（尾）H29.2.7

本経寺	有田盛の子孫で大村藩の家老職をつとめた一族の墓碑群