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第63回文化財防火デーを開催しました

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今年も文化財防火デーに伴い、先月の1 月29 日(日曜日)に、明治~大正頃に築窯された応法の猪子谷単室窯跡(町史跡) で訓練を行いました。当日は早朝から雨が降ったり止んだりと、訓練実施の有無を悩みましたが、決行しました。訓練の間はかろうじて曇りのまま実施することが出来ました(訓練終了と同時に降雨となりました笑)。
訓練では、出火元付近で発煙筒を焚き、発見者が119番通報、そして伊万里・有田消防本部の消防車や、地区の消防団が現場に駆け付けた後に、消火放水訓練を行いました。放水訓練の後に参加していただいた関係者や近隣の方には消火器を使用しての消火訓練を体験していただきました。その後、文化財課職員による応法地区の文化財について説明会を行いました。

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会場となった応法・猪子谷(ちょこだん)単室窯跡放水訓練

この行事は、毎年有田町以外でも全国各都道府県及び市町村に於いて行われている行事で、今回で第63回となっています。
冒頭で今年もと言いましたが、実は昨年も猪子谷単室窯跡での消火訓練を予定していましたが、大雪となり、有田町では文化財防火デーの訓練を中止しました。また、余談ではありますが、今回訓練を行った猪子谷単室窯跡は今までに、2回予定を組んでいましたが、いずれも雨天や降雪によりやむなく中止となっていましたが、3度目にしてようやく訓練を実施することができました。

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消火器訓練(その1)消火器訓練(その2)

ちなみに、文化財防火デーが制定されたきっかけは、昭和24年1月26日、修復中の奈良・法隆寺金堂壁画が、ストーブの不始末による出火で焼失してしまい、世界的な文化遺産である法隆寺金堂壁画が被災したことにより、1月26日を「文化財防火デー」と定め、文化財を火災・震災その他の災害から守るため、全国的な防火運動が展開されています。もっとも、火事などの災害が起こらないことが一番なのですが、万が一、災害等が起きてしまった場合に備えて、災害時に冷静な対処ができるよう、これからも日々訓練を行っていきたいと思います。気が早いですが来年の予定は、旧西有田町内での開催を計画していますので、来年の訓練への参加もお待ちしております。(伊)H29.2.9

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