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諸々の会議、開催!

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いよいよ年度末です。先週の火曜日、その日で2月も終わりという日でしたが平成28年度の資料館・美術館協議会を開催しました。毎年恒例の会議とはいえ、その年度にやってきたこと、来年度に計画していることなどを委員の皆様に諮ってご意見を賜る会です。すでに何十回となく経験しているものの、毎回緊張のひとときでもあります。

ただ、この会でいただくご意見は、これからの資料館・美術館の在り方にとっては貴重なもので、次世代を担う職員には今回いただいたご意見をもとに長期・短期の計画を練りながら、町の博物館施設として当館がどのように活動していったらよいか、またその存在価値を認めていただけるかを考えながら日々の仕事に邁進していってくれればと思います。

その翌日、3月1日には第24回日本磁器誕生・有田焼創業400年事業実行委員会が開催され、有田町の400年事業の精算と事務局解散が提案され了承されました(実際には3月議会を経ての可決となります)。これが最後の実行委員会となりました。思い返せば平成22年(2010)3月に有田商工会議所2階大広間で関係者が集い、「有田焼創業400年祭検討委員会」が開催されました。そこで400年が持つ意味合いなどをお話したことを懐かしく思い出します。つまり、かなり早い段階から町中では400年が取り沙汰されていたということですが、その中でどっぷりと(文化財課・資料館との併任ではありましたが)400年事務局の一員として当課の(池)と一緒に関わることができました。その間、数多くの事業が展開されてきましたが、特に印象に残るのは14代柿右衛門夫人が「400年で女性の私たちに何かできることはないかしら?」と有田の女性たちにお声をかけていただいて始まったキッズ検定です。各小学校の子どもたちが検定を前にテキストを一生懸命に読み返している姿を目の当たりにした時、この事業の目的が達成できたという思いで感慨一入でした。また、記念誌の編集はプロの編集者に依頼して次世代に残る書物になったと思いますし、いずれにしても形として次の世代に引き継ぐことが出来たのではと思っています。

50年後の有田町民の皆様へ。(尾)は勿論、今回400年に関わった方々は既に鬼籍に入っている(中にはまだまだ頑張っている方もいるかも?)ので確かめようがないのが残念ですが、どうか、50年後、100年後も有田焼・有田町が日本を代表する焼物の一つであり、町であるようしっかりと見届けてください。(尾)H29.3.7

写真は昭和41年10月17日、泉山の磁石場内で開催された有田焼創業350年祭の様子

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