先週土曜日に、武雄市で開催された駐福岡大韓民国総領事館主催の九州オルレに参加しました。当初、市民限定ということでしたが参加されている方に伺うと、北九州からの愛好者もいらっしゃって、総勢150名の参加者でした。10時に武雄温泉駅前に集合し、いざ出発。当日は前日の雨で山道がぬかるんでいるということで、本来は14、5kmの道のりですが、途中の高低差114mの山岳遊歩道はカットされたこともあり、約10kmを何とか完歩できました。
昨年末、福岡でお会いした金玉彩総領事はじめ領事館の皆様や武雄市長も参加され、楽しく話を交わしながら青空のもと最後まで歩かれました。過日、陶祖祭に来有の折、14代金ケ江三兵衛さんが町内を案内されたとのことで、その際に白川にある初代のお墓が苔むして文字が判読できないことを残念がっていらっしゃったと伺っておりましたので、早速、同僚の(伊)や応援団の方と一緒に苔を取る作業をしました。完全にとれるまでには至りませんでしたが、以前とすると大分読めるようになりましたので、現状の写真を添えてお伝えしたところ、とても喜んでいただきました。
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清掃前 | 清掃後 |
このオルレとはご存知の方も多いかと思いますが、韓国・済州島の方言で「家に帰る細い道」という意味だそうです。韓国ではトレッキングの国民的な流行に乗って大きなブームになり定着しているそうですが、それを受けて武雄市は九州オルレの第1号として選定されたとか。
今回のオルレで旧知の親子とも再会しました。この方は以前有田町在住で、当時は日韓友好のために尽力されていました。現在は教会関係の仕事をされていますが、このオルレのコース選定にも関わられたそうです。お嬢様は九州大学大学院で日韓交流史を研究されているそうで、「母の背中を追っています」と若々しく力強い言葉でした。お母様とは久し振りにお会いし、この400年のこと、これからのことなどをお話ししながら五月のエネルギーを全身で受けることができたような気がします。残り11か月半。今週も頑張って仕事に励もうと思います。(尾)H29.5.16