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公民館報にしありた~明治維新100年記念の記事より~(1)

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町民の皆さんには毎月「広報有田」が全戸配布されています。この広報の始まりは、広報有田は昭和48年から、広報西有田は昭和52年4月号が第1号で、平成18年の平成の大合併に伴い、2つの広報は平成18年3月号より合同になり現在に至っています。

さて、その広報の前身に公民館報というものがあります。こちらも公民館報有田は昭和28年に第1号が発行、昭和33年から公民館報にしありたが発行されています。残念ながらこの公民館報は全て現存しているわけではありません。無い号もあります。例えば公民館報にしありたは第1号がありません。また、現在の広報のように毎月1回決まった日に発行されていたわけでもないようで、年に数回か、それも災害などで発行がされなかった月もあったようです。昭和20年後半~50年ごろの町の様子を知るのに欠かすことの出来ない資料となっています。
もし町民の方で、公民館報を保存している、という方がいらっしゃったら、当館所蔵のものと照合の上、どうか複写させて頂きたいと思います。

そんな公民館報ですが、先日面白い記事を発見しました。来年は明治維新150年ということで、県内でもPRイベントがたくさん開催されています。来年が150年、ということは49年前に100年記念があったはずで、そのことについて公民館報で紹介されていました。公民館報ありたの方では2年前の創業350年祭関連事業に関する記事が多く、青木類次有田町長の年初表明に、今年は明治維新100年に当たる、と書いてあるだけでした。

一方、公民館報にしありたの、昭和42年1月1日の記事に『昭和四十一年三月二十五日の閣議で「明治百年を記念するため国家的行事として明治百年記念行事を実施する」と決められ、昭和四十三年十月二十三日に祝典実施日』とあり、どうやら全国的に事業が行われたことがわかります。ただ、このときは特別に何か事業をしたわけではなかったようです。昭和42年といえば、有田では「42水」の名で今も記憶に残っている大きな水害の年です。もしかしたら、何か事業を考えていたけれども水害でそれどころではなくなったのかもしれません。現に公民館報にしありたにも、水害のために前号は発行できなかった、と書いてあります。

さて、その昭和42年1月1日の広報にしありたの記事に面白いものが載っていたので、ご紹介したいと思います。明治34年1月2、3日の報知新聞の記事を編集したもので、20世紀はどのようになるか、の予言をしています。
区切りが良いので今回はここまで。(永)H29.8.9

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