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有田の窯跡11 -大樽窯跡-

最終更新日:

第11回は、「大樽(おおだる)窯跡」です。
所在地は有田町大樽二丁目にあります。史跡には指定されていません。

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大樽窯跡付近

発掘調査は行われていませんが、記述や古地図に大樽窯について記載があり、文化11年の記録では25室、安政6年の絵図には22室、明治9年の記録にも記載があり、同18年の記録には14室の東登窯と記載があり、それぞれの焼成室には、以前紹介した西登窯にも記載のあった当時、大樽地区の窯場の有力者であった「藤井 惠七」や、異人館を建築したことで有名な「田代 助作」の名前も所有者として記載があります。
古地図で確認する限り、当時、東登窯と呼ばれていた場所が、現在の大樽窯と推測されます。製品等が無く推定にはなりますが、これらのことから文化11年以前より19世紀を含む期間の年代であることが推測されます。

現在の大樽窯跡付近は、上り坂の道路に位置します。目印となる標柱や説明板は建っていないので、以前紹介しました西登窯跡の付近を散策していただければ、上記写真の場所がわかるかと思います。(伊)H29.8.17

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