先週の1月27日(土曜日)に、有田町公民館と共催で今年度の「町屋で昔話を聞く会」を開催しました。1回目は平成17年12月に開催したものの、途中開催できなかった年もあり今回で10回目です。第1回めから話者は「ひこうせん」の方々で、今回もお願いしました。この取り組みは夏の町屋模型作り教室と同様、有田の宝である伝統的な町並みをどのように子どもたちに伝えていくかということを考えたときに、なかなかよそのお宅に入り込んで見学するという機会が少ないのではと思い、修復事業を終えた家屋の見学を兼ねて昔話を聞く会を開いたらどうだろうと思いついて始めたものです。
昨年は新装なった異人館で開催しましたが、今年はその横に建築された付属施設の蔵の二階を会場としました。これは残っている古写真や資料、図面などから、もともと異人館の横に三階建ての蔵があったことが確認されていて、異人館の復原修理事業に伴い水回りやトイレを備えた施設として建てられました。二階に少し広めの部屋があり、ここを活用して「昔話を聞く会」を開催しました。
当日はインフルエンザの影響もあってお休みの子もあったものの、公民館館長や担当者に引率された16人の子どもたちがバスに乗って到着。ちょっと狭いかなと思いましたが、押し合い圧し合いしながらもしばし絵本の世界に引き込まれていました。
毎回、「ひこうせん」の皆様の話が上手くてついつい引き込まれてしまいます。今回も本の選択から当日の読み聞かせまで快くお引き受けいただき感謝申し上げます。(尾)H30.1.30
庭の手水鉢に張った氷 子どもたちの紙芝居観賞