毎年6月から3月までの10回にわたって有田町公民館と共催で古文書教室を開催しています。始まりは昭和63年(1988)7月からで、当時の講師は多久市在住の故細川章先生でした。その後、平成3年(1991)4月から初級、中級の2クラスになり、講師も前山博先生にお願いして続いてきましたが、前山先生が体調がよくないのでと辞退され、平成26年6月から現在の福田春次先生を講師にお迎えして続いてきました。
しかしながら、福田先生も最近、体調が思わしくないということで有田町の講師を辞退したいとのお申し出がありました。公民館の池田さんからも相談があり、どうしたものかと悩んでおりましたが、現在、初級クラスを担当していただいている中村久子先生に中級クラスもお引き受けいただくことになりました。

ということで、先日、3月14日に福田先生の最終講義が行われました。福田先生は県内各地の古文書教室に参加されていて、崩し字辞典には多くの書き込みをされ、さらには佐賀藩独自の言葉使いなど、佐賀領内の事情にも精通されている方です。これまで本当にいろんなことを教えていただき感謝申し上げます。
(尾)H30.3.20

　　　　　　福田先生の最終講義の様子