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有田氏

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有田町では今秋、明治維新150年事業とともに、唐船城築城800年事業も実施されます。当課はそのどちらにも関わっていますが、先週、福岡県在住の杉山満丸さんが来館されました。そこでもたらされた情報は杉山家の先祖は龍造寺家に連なり、さらにその前の先祖は有田氏だということでした。『夢の久作のごとある』といういただいたご本(夢野久作と杉山家三代研究会会報)には龍造寺隆信からの系図が記されており、後日、もっと詳しい系図を送ってくださるということでした。

実はこの杉山家には有田町出身の女性も連なっていらっしゃって、そのご縁で、以前、杉山龍丸さんというインドの砂漠の緑化活動を行い、“グリーン・ファーザー”と称された方の人生を描いた『グリーン・ファーザー インドの砂漠を緑にかえた日本人・杉山龍丸の軌跡』というご本をいただいておりました。
また、ある程度の年齢を重ねていらっしゃる方には玄洋社の頭山満と交流があった杉山茂丸という方の名を聞かれたことがあるかもしれません。私もどちらかというと玄洋社の方に思いが至りました。ただ、その子・夢野久作さんや孫で満丸さんの父である杉山龍丸さんの功績や杉山家の人々のことは、今回いただいた『グリーンファーザーの青春譜 ファントムと呼ばれた士(サムライ)たち』、『「ふたつの悲しみ」秘話』と最初に紹介した本でさらに詳しく紹介されています。

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今年3月には福岡県の芦屋町歴史民俗資料館で「杉山家の人々」の企画展が開催されました。昨年、れきみん応援団の研修旅行で芦屋町を訪れた際に、学芸員の山田さんから企画展のことをお聞きしていたのですが残念ながら拝見することができませんでした。さらに東京都公文書館の馬場さんもこの杉山三代研究会にも所属されているそうで、満丸さんとはその話もでましたが、桂太郎、児玉源太郎、後藤新平、星一など改めて歴史の本で知るような人物が杉山家の周りに数多くいらっしゃることを再認識したところです。
これらのご本は当館にご寄贈いただきましたので、興味がおありの方はご一読ください。

ということで、今後、唐船城築城800年事業の中でどのような形で杉山家先祖の有田氏が加わっていくのか楽しみです。(尾)H30.9.10

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