以前、小城市在住の研究者の方から「綾部新五郎の資料を探しているが、有田の綾部家には残っていないだろうか」という問い合わせがあっておりました。過日、九州陶磁文化館で開催された「幕末明治 有田の豪商」展でも紹介されたのですが、小城藩が購入した帆船・大木丸の購入に活躍したのが綾部新五郎でした。この大木丸は久富・田代両家も関わっています。
ずっと気にはなっていたものの、手掛かりがつかめないまま月日が過ぎていきました。ところが先日、高校の同窓会が福岡で開催された際、サックスの演奏をしてくれたのが同級生の綾部君とわかり、早速、その場で綾部家に資料が残っていないかと尋ねたところ、自分が保管していると!歓喜に逸る心を落ち着かせ、ぜひとも拝見できないだろうかと申し出ました。
綾部君は快諾してくれ、先週、わざわざ佐世保市から当館まで持参していただきました。二つの箱に入っていた古文書などの資料はまだ目録をとる段階ながら、当初考えていた以上に、古くは源頼朝や足利尊氏、竜造寺家や鍋島家の領主の名前があちこちに出てきます。まだ新五郎さんには行きついていませんが、胸躍らせながら調査を進めているところです。
小城市の歴史民俗資料館にもお知らせしましたが、ぜひ見たいということで、今後の調査にご協力をいただきたいと思っているところです。(尾)H30.9.18