いよいよ本日、17日(水曜日)から有田陶磁美術館で有田町明治維新150年事業企画展「お茶を召しませ」展が始まります。そこで展示するカップ&ソーサーの所蔵者でもある赤穂市在住の近藤裕美様より、10月11日に発行されたばかりのご著書「近代 横浜の輸出陶磁器」をご恵贈いただきました。
近藤さんはアメリカ在住のころに、明治期から日本各地で盛んに作られた茶道具であるカップ&ソーサーがアメリカに輸出され、それらをフリーマーケットなどで見かけたことがきっかけで、それらが作られたころの日本、あるいは陶工や陶磁器商たちへの思いが高じての収集とその後の調査研究だったとのことでした。
調査に伺った際にも数多くのカップ&ソーサーを見せていただきましたが、それ以上の作品が家中に収蔵されていましたので、今回のご著書には前回の調査では見ることができなかった作品も数多く掲載されています。里文出版発行で、定価は3,700円(税別)。書店でもお求めいただけますので是非ご覧ください。(尾)H30.10.15